オンラインカジノは、1990年代から人気が出始めて今や、全世界で4000万人以上のプレイヤーがいます。
日本では2010年頃から流行になり、国内だけでも100万人以上のプレイヤーがいるといわれています。
インターネット環境さえあればいつでも、どこでも、誰でも手軽に遊べるのがオンラインカジノの特徴ですが、手軽な半面、そのインカジ等の違法性や依存症、法律の曖昧さ、サポート体制などの社会的問題を抱えているのも事実です。
ここではオンラインカジノの抱える社会的問題を詳しく解説します。
オンカジとインカジについて
オンラインカジノ通称インカジは海外のカジノをインターネット上で運営しているカジノの事です。
信頼できるオンラインカジノはライセンスを取得しています。
オンラインカジノのライセンスを発行している国や政府は現在、世界で約20か所以上あります。
その中でも特に厳しい発行機関のライセンスを取得しているオンラインカジノでプレイすれば、入出金にクレジットカードを使うことに抵抗なく、公正なゲームプレイができると言われています。
一方インターネットカジノ通称インカジは、インターネット上で遊べるカジノをリアル店舗で提供し、その場で現金清算できるいわゆる闇カジノです。
カジノカフェとも呼ばれていて、普通のネットカフェの看板にカジノでプレイ可能などとうたっている店舗は注意が必要です。
パチンコやパチスロは社会的に信用がある企業が運営していますし、オンラインカジノは国のライセンスを元に運営しているので勝ったお金が支払われない事はありません。
しかしインカジは運営方法から、勝ったお金が支払われない等のトラブルも頻繁に起きています。
日本人は慎重なため「インターネットで接続された世界よりも、顔を突き合わせて遊ぶ方が安心」と考える傾向にあります。
そこに目をつけているのが、インカジです。
オンラインカジノはライセンスの有無を確認すれば安全です。
絶対にインカジでプレイしないように、注意しましょう。
ギャンブル依存症
オンラインカジノの社会的問題点の一つに「ギャンブル依存症」が挙げられます。
ギャンブル依存症とは、常にギャンブルの事しか考えられなくなっている状態で、ギャンブルするために周囲に嘘をついたり、仕事や学校をさぼりがちになる傾向があります。
また、自分の手持ちの資金が底をつくと生活費を使いこんだり、金融機関に借金して、さらにギャンブルにつぎ込むようになります。
これは勝った快感をさらに味わいたいという一心で、負けた分を取り返しすために、借金を重ねてギャンブルにつぎ込んでいる状態です。
借金は繰り返す度に膨らんでいき、気がつけばどうにもならない状態に陥ってしまうのがギャンブル依存症です。
駄目だとは自分ではわかっていても、勝った喜びや取り返したい欲求に負けてしまうという非常に怖い依存症です。
現在日本で、ギャンブル依存症と言われている方は、人口の約5%で500万人以上になります。
他の国は人口比率の1~2%程度なので、いかに日本のギャンブル依存症が多いか納得いただけるでしょう。
そのほとんどが、パチンコやパチスロです。
一般的にはスロットマシンやパチンコ機種などのマシンゲームの方が対人ゲームよりも依存度が高くなっています。
オンラインカジノもパソコン画面や携帯電話の画面からおこなわれるビデオゲームなので依存度は高くなります。
使える金額をきっちりと計算して遊ぶことが大切ですし、家族にオンラインカジノを利用している事を伝えるなど、ストップ機能を持たせることも必要になります。
賭博法の曖昧さ
オンラインカジノの社会的問題点のもう一つは、賭博法の適応範囲が曖昧な事です。
そもそも賭博法は、日本国内のギャンブルに対する法律です。
日本の領土よりも外側でおこなわれているギャンブルについては、その国の法律が適応されます。
現に、海外旅行で日本人が海外でカジノをプレイしても違法とはなりません。
しかし、オンラインカジノの場合は、プレイしている本人は日本国内にいます。
その上でサーバーが海外にあるので、海外のサービスを受けていることになります。
賭博法が制定された当時は、まさかオンラインカジノというゲームが開発されることは想定していませんでした。
そのため、法律違反であるかそうでないのかを問われる前にその前提となる法律が現在の状況に対応できていないことが問題です。
今後オンラインカジノは更なる進化を遂げていきます。
一刻も早く時代に即した法整備をおこなうことが必要です。
スパム広告やサポート体制の不整備
オンラインカジノのスパム広告が無作為に掲示板等に貼り付けられていたり、ブログのコメント欄に貼り付けられているケースもあります。
一部の正常でないオンラインカジノがこのようなスパム行為で問題になっています。
迷惑メールが無差別に送りつけられてくることもあります。
このような行為が蔓延することにより、オンラインカジノ業界全体のイメージダウンに繋がります。
スパム広告を根絶することは難しく、受け取り側が設定しなければ拒否できなくなっている点も、社会問題に発展する可能性があります。
日本では2010年ころから次第にオンラインカジノが流行し始め、現在では100万人以上のプレイヤーがいますが、はじめは英語に抵抗があるプレイヤーが多かったのです。
しかし現在では日本語対応のオンラインカジノも数多く存在します。
あくまでも運営しているのは、しかるべき国や政府、第三者機関からライセンスを取得した海外オンラインカジノ運営会社です。
またプレイ人口も多いことや、その多民族性からすべてのプレイヤーをサポートすることは難しくなっています。
はじめる前に、どのオンラインカジノゲームが優良なのか比較することが大切です。